「童貞。をプロデュース」1は微妙・2は好き

童貞。をプロデュース」は観ておかないと、と思い今週2回目のポレポレ東中野。DVD化されていない。

公式サイト
http://www.spopro.net/virgin_wildsides/

硬式ブログ
http://virginwildsides.blog111.fc2.com/




童貞。をプロデュース、2006年、85分
「純愛を経ないとセックスはできない」とこだわる1人の自転車メッセンジャーを、アダルトビデオの撮影現場へ連れていき女性恐怖症を克服させようとする(第一部)。ゴミ処理場でアルバイトをしている24才の男は、元アイドルへの思いを募らせ自主映画まで作ってしまう。その映画を、何とか本人に観てもらおうと画策するが……(第二部)。人気バンド・銀杏BOYZ峯田和伸が第1部と第2部の間に特別出演。


むちゃくちゃ刺激的。第一部は童貞陵辱ショーの要素がある点が微妙。第二部は両親への偉そうな態度がまじで醜悪だが内弁慶で高慢ちきという性格の終わりっぷりが楽しい。とか言ってみるものの、観る側の間合いの取り方しだいで見え方がぜんぜん違ってくるタイプの作品。昇華できず童貞が醗酵しているさまをきもいと思う人もいるだろうし、かわいいと思う人もいるだろうし。童貞を自分だと思う人もいるだろうし、他人だと思う人もいるだろう。げらげら笑ってみる人が多かったけど、俺はげらげらは笑えない(童貞だからではない)。第一部と第二部のあいだにクッションがあってしかるべきだと思うけど、峯田和伸の弾き語りをはさむのはどうかと思う。


そうだ、こないだのポレポレ東中野からの帰りににせんねんもんだいに会ったんだった。ころころの付いてる旅行かばんを持っていたのと、もうすぐヨーロッパツアーだということを思い出したのとがあって、これから成田ですか?とかアホなことを聞いてしまった。23時ごろから成田行くひといないし。

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追記


第二部で、車中ナンバーガールを聴いているのがかわいい。やっぱかわいい。