東京暮色(小津安二郎)DVD

衝撃を受けた。なんでこんな異様なことをする監督が有名なのかという。ちょっとはしゃぎます。初小津だけど別に恥ずかしくなんかないよ。


誰にでもわかる3つの異様があるわけで。ちょいカメラ目線・ドラマとマッチしていない楽観的で朗らかな音楽・笠智衆の変化のない芝居。室内での対話シーンなんか、役者はほとんどカメラ目線でずっとしゃべってる。そんでもって笠智衆すげーぜ、やべーぜ、芝居してないみたいに見えるんですけど気のせいですか。猪俣俊明(大好き)の芝居とよく似ている。いやああれはやばい。魂抜けてる。父の記号そのものみたいな。で、あの音楽はいったいなんすか。こうしていろんなことがあるけど家族って続いていくんだね♪みたいな。小津やべーぜ。ほかのも観たい。


あきちゃん役の有馬稲子という女優がかわいくて惚れる。
http://www.cinelier.jp/list/200705/06.html