アイサツ「桜の三人おじさん」本当にやりたい芝居だったか

@Gallery LE DECO 5F (JR渋谷駅新南口より徒歩5分)東京都渋谷区渋谷3−16−3 ルデコ・ビル
14:00〜15:40
渋谷駅南口周辺のつけ麺屋やラーメン屋にはなぜか行列がができていた。歩道橋で階段降りてたら滑りかけて、おばちゃんにあぶないと声をかけてもらう。すごい、というか、瞬発力を学びたい。

公演前チラシにはチェーホフの「桜の園」「三人姉妹」「ワーニャおじさん」を融合させるようなことが書いてあったけれども、当日ちらしには「三人姉妹とは」と書かれてあり、芝居はじめに演出の尾倉ケントさんが三人芝居という芝居をやります、と説明して芝居が始まった。という件については、演劇素人(チェーホフの戯曲はひとつも読んだことがないしチェーホフの良さも知らない)だし、まあ楽しければ全然いい。

寝起きすぐだったこともあり、観ていて眠くなったり体がだるくなったりしたけど、でたらめなラストは少しよかった。あれ怒る人いるんじゃないか。思い出したらわらけてきた。素っ気無いほぼ椅子だけの舞台が続くが、ラストは「小さな世界」をBGMに流し、三人姉妹以外の役者全員が衣装から普通の服に着替えて花を投げたり、機械仕掛けのような踊りをしたり。なんだあれは。ディズニーのアトラクションか? いろいろ道具作ったりして大変そうだったけど。

本作が尾倉ケントさんが本当にやりたい芝居だったかどうか疑問。15 minutes madeの作品と、前作「ぼくのおうさま」がけっこう楽しかったので、次回作を期待して待つ。

それにしてもル・デコは使い方が大変そうだなあ。と観客側ながらに思う。