2009-01-01から1年間の記事一覧
始まったときは演劇一色に染まるかと思われた2009年でしたが、終わってみればほぼ映画ずくしの一年になりました。ベストテンみたいのをやろうかと思いましたが、難しいのでやめちゃって、印象的だったのを思いつくままあげます。ほぼ観た順。 ★演劇2009★ ま…
冒頭の女の子が家に連れ戻される時の表情が素敵。小池栄子のオモロ顔にはぞくぞくした。説明セリフの多さがまだ(あんまり評判がよいので2回観てみたけど)腑に落ちない。キスシーンは無くてもよいのではと思った。左利きの女がナイフを持ち替えて右手にした…
衝撃を受けた。なんでこんな異様なことをする監督が有名なのかという。ちょっとはしゃぎます。初小津だけど別に恥ずかしくなんかないよ。 誰にでもわかる3つの異様があるわけで。ちょいカメラ目線・ドラマとマッチしていない楽観的で朗らかな音楽・笠智衆の…
アンナ4日間と同日。非現実感が心地よい。長々と夢を見させられてるような心地よさと気だるさが延々続く。夫人の声がかわいくてえろい。夫人の手が巨大化した異様なカットに背筋がぞくっとしたけど、みんな平気だったのだろうか。見間違いじゃないと思うけど…
アンナをベッド下からとらえたショットが素晴らしすぎる。悲喜劇。とても観やすい。劇場でかかっている予告編は紹介の仕方がずれてると思うけどまあいいとして、あれで客が呼べるのかが疑問だ。なんか焦らせるような曲(予告編で流れてるやつ)がよい。曲と…
最近観た映画と芝居の感想を手短に書きます。カネフスキーまでは到達できず。
芝居と映画をほとんど見に行けなくなってしまって、脳の一部がかさかさしてきて泣けてくる、俺だってヴェーラ洞口とかアテネ万田とか行きたいしー、マイケルTHIS IS ITを六本木ヒルズでみたいしー 明日は早起きして洗濯するぞ
こないだイメフォで観れた。うれしい。 オープニングタイトルが楽しい。映画はいいものだ、という気がしてくる。 のっけから、背景音楽が流れたり止まったりする。その分断自体がリズムを刻んで前景化してくる。という冒頭にぞくぞく。 いま思い出すとアンジ…
弟は少しずつ不満を溜めていき、帰りみちでは不機嫌顔で、それを母がしかる。という何年も続いたリズムを久々に味わう。でもラストのショー(水と炎がマジカルでなんとかかんとか、と高い声のねずみが言っていた「ブラヴィッシーモ!」)のために、1時間20分…
おかんとおとうとがデズニーシーしに来るんだと。捨てられた父よ・犬3匹よ、咆えろ。 親友がメールをくれたのでpavementのダンスを聴いている。 踊れていないメンバーもおるけど、踊りきれてなさがPavement。 Vocalこんなによかったっけ。しばらく聴き続けま…
ガードレールと少女 清野とおる漫画短変集作者: 清野とおる出版社/メーカー: 彩図社発売日: 2009/06/16メディア: コミック購入: 5人 クリック: 23回この商品を含むブログ (7件) を見る清野とおる『ガードレールと少女』で元気が出る。シュールだけど振り切れ…
お昼。釣りをする老夫婦。 リミッツの前に観る予定だったジャームッシュ予習DVD。 ロベルト・ベニーニが何回もジャックとザックって言いながら劇空間を飲み込んでいく。とんでもないな。と思って調べたらすんごいなこの人。泣かされる。 http://www.youtube.…
『リミッツ・オブ・コントロール』火曜日観たー、シネマライズは火曜日1000円なんだって! また!また音楽が先に来る!って思いながら観た。 未知の経験をした気がするので、とりあえずもう一度観ることにする。世の中の退屈をもう一度思い出して。スクリー…
9/20。フィルムセンターにて。サイレント。白い看護婦みたいな帽子?をかぶった妻と、一ヶ月のあいだ燈台を守りにいく旦那とそのおとっつぁん。出発の前日に旦那を噛んだ狂犬病の犬と、穏やだったのに荒れ狂っていく波と、灯ったり消えたり灯ったりする燈台…
詩人 最果タヒさん 最果タヒ.blogブログ読んでたら泣いてしもうた。 音楽 Doopee Time/Doopees http://d.hatena.ne.jp/n_sexes/20090909/1252513420 で出会ってネットで中古CD買ってしまった。(ブログ主さん、ありがとうございます。) 2. DOOPEE TIME 8. L…
『肉』 Meat 1976年/113分/モノクロ 野の草を食む「牛」はいかにして「肉」となるか。牛がトラックで牧場の外へと連れ出されてから、巨大精肉工場で製品化され、市場に送り出されていくまでの全工程を記録する。「牛」が徹頭徹尾「肉」として扱われるこの…
吾妻橋ダンスクロッシング09/09@アサヒアートスクエア。ほうほう堂のダンスは犬がいると思いながら小気味よさと既視感と。contact Gonzoは進化しててすごく楽しかったけど、かつて六本木スーデラで客席のなかでもごもごと急に始まったときの興奮が恋しい。…
朝、DVDで『ダージリン急行(The Darjeeling Limited)/ホテル・シュヴァリエ(Hotel Chevalier)』(Wes Anderson,2007)を観る。音楽とスローモーションのための映画。画面の横の長さがずーっと気持ちいい。 『ホテル』は短編であるが故に瞬殺されて心地よく死…
『少年』 1969年/大島渚プロダクション/99分/田村孟脚本/渡辺文雄主演 『絞死刑』 1968年/大島渚プロダクション/117分/田村孟、深尾道典、佐々木守、大島渚脚本/佐藤慶主演 銀座シネパトス 日本映画レトロスペクティブ―Part3―〜愛と性、体制と権力 …
前日、木のかおりのする44度の泡盛を堪能したせいで朝起きられず。痛恨の日仏アニエス・ヴァルダ空振り。早く寝て早く起きるひとになるぞっと本気で。 ユーロスペースにてワイズマン三本立て。 『チチカット・フォーリーズ』Titicut Follies 1967年/84分/…
柿喰う客『悪趣味』@シアタートラム ごわごわしたかっぱ劇場の1回目と、終盤でのリンチへの展開、だけ笑えた。子供のゆるさは見ごたえがあった。露悪的な装いで、実は、悪趣味なのはあんたらじゃないの?というのはわかるんだけど。シアタートラムとはいえ…
六本木の青山ブックセンターに寄る。前から気になってたけど全くもって素敵な本屋だね!。ギター曲が流れていたのでお店に聞いたら高橋ピエールさんというひとのアルバムとのこと。http://www.pierre-record.com/ メモして帰ってきた。ユリイカのバックナン…
月刊ヤマガタ@シネマート六本木 『思いやりの話』(チャン・ヴァン・トゥイ/1986年/ベトナム/45分) 『不思議なクミコ』(クリス・マルケル、1966、仏) 『思いやりの話』の途中で寝てしまって起きたら『不思議なクミコ』だった。起きてから作品が変わったこと…
『日本春歌考』(大島渚,1967)銀座シネパトスにて。9/11(金)まで。必見。必見て http://www.humax-cinema.co.jp/cinema/special/meigaza/ginza_meigaza2.html 松竹オンラインに写真がある http://shochikuonline.jp/cinfo/s/000000342a 繰り返しが気持ちい…
東京日仏学院「アニエス・ ヴァルダの世界」 アニエス・ヴァルダの最新作『アニエスの浜辺』は、私たちをひとりの夢見る女性の人生の中にどっぷりと浸るよう誘ってくれます。幼年時代から甦る記憶、そこからの反響、ジャック・ドゥミについての想い出、映画…
『無理心中 日本の夏』 1967年/松竹/96分/田村孟、佐々木守、大島渚脚本/桜井啓子主演 『白昼の通り魔』 1966年/松竹/99分/武田泰淳原作/田村孟脚色/川口小枝主演 銀座シネパトス 日本映画レトロスペクティブ―Part3―〜愛と性、体制と権力 大島渚 闘…
土本典昭『ある機関助士』『ドキュメント 路上』@フィルムセンター 『機関助士』はおもしろい。機関車が走るだけなのにがんがん煽る煽る。『路上』は最初と最後がえらいかっこいいけど、あいだは寝てしまう。 『サマーウォーズ』@吉祥寺バウスシアター く…
昨晩、帰る前に渋谷TSUTAYAによって、雑誌papyrusの表紙が目に入った。写真をぱらぱら見たら、初めてCoccoが魅力的に思えた。 今日は映画を観ることにした。口内炎にケナログ塗り塗り。 テアトルタイムズスクエア閉館イベントに再び。人があふれかえって20分…
ユーロスペース、自分の中だけのイジー・バルタ二本立て。 『ポムネンカ』は無理やり長編にしたんじゃないか。辛かった。けど、やはり短篇集がすばらしい。バルタ作品を観ていると時間が異常に長く感じられる。AプロもBプロも最高だったが今日が最終日。また…