『オカルト』気持ち悪い、音楽がいい

映画を観た。オカルト@渋谷ユーロスペースをレイトショーで。


予告編が映画の雰囲気をよく伝えている。これを2時間くらいに引き伸ばせば完成だ。


上映前トークショーあり。出演者兼助監督の栗林忍さんがかわらしい人でテンションがあがる。


観た。気持ち悪かった。少し退屈してうとうともした。でも映画館出るまで自分が渋谷にいたことを忘れていたくらい没入していたので魔力がある。ホラー映画であることを目指した映画だった。ラストのあのテイストは何だ。もし単にあそこだけ見せられたらしょぼいよ!と言うだけなのに、2時間がんばったあとにあれを見せられたらまるで砂漠のオアシスか吉野家の牛丼にデザートついてた!みたいな、そこまでいいもんではないか。好きな漫画家の渡辺ペコさんが出ていてこれまたテンションが上がったのであった。黒澤清がつまんない役をやっててわらける。ホラーとは言っても別に怖い映画ではないのでもし興味ある人は安心して行って欲しいな。気持ち悪くなりに。


音について。うるさい、くどい、けど素材がよい。と思ったら中原昌也暴力温泉芸者改めHair Stylisticsによるオリジナルっぽいな。かっちょいい。エンディング曲が素敵なんだけどどこにも公開されていないのでやっぱりサントラつきのパンフレットを買っておくべきだったか。