「学芸会レーベル」二回目、演劇の力!!

アゴラで作・演出 中屋敷「学芸会レーベル」二回目。知り合い2人を誘って。一回目の感想はここ(「学芸会レーベル」フィクション/リアル/ヴァーチャル、演劇! - 東京とうきょうとーきょー日記)で。5/5(火)20時の回。楽日。

『学芸会レーベル』 作・演出:中屋敷法仁(柿喰う客)

出演:
伊東沙保 今村圭佑(Mrs.fictions) 荻野友里(青年団) 川口聡 川田希 大道寺梨乃(快快) 
武谷公雄 田中佑弥 永島敬三 三澤さき

リアルとフィクションの線引きが、どんどん曖昧になってる平成ジャパン!
こんな社会になったのは、圧倒的なフィクションが足りないからだ!ってことで、僕らがやりますつくります。
最も虚構性の強い上演芸術=「学芸会」を!
学芸会やりーの、フィクションの世界に飛び込みーの、失われつつあるリアルを取り戻しーの!
そんな大冒険に今こそ出発!高らかに叩けカスタネット
たんたん、たたん! うん、たんたん!


目の前で役者が叫び合うのがそれだけで気持ちいい。「学芸会よ!!!」をもっと聞きたい。へんな踊りをもっと見たい。がらがらって戸が開く不穏な音!とか。おっぱいどうぞのときのめしあがれめしあがれロボットとか。まだ木のときのダニエル君が子供がそばにきてあしらうしぐさとか。こんな芝居見たこと無い!というのとは違うけど、とにかく楽しい。えんちょうせんせいが出てきたら自分もえんじになったような気分になる。学芸会の力とか言っちゃうからには演劇の力で観客もひきずりこめないと嘘だもんな!!

アフタートークでおじさまが質問ですと手を挙げて、伊東沙保さんのきばる演技に伴う青すじの件で、もし俳優が50歳とかだったらぷちっときれちゃって「きれなかった14才りたーんず」が「きれた50才」で「のーりたーん」だったね、と質問の前に自分の言いたいことをおっしゃっていて、これからはこの人の時代だと思った。