劔岳 点の記:仲間たち!

劔岳 点の記(2009年/139分)
12:55。渋谷TOEI。スクリーンけっこうでかくて興奮する。年配者が多め。スクリーン左上の中央よりに黒いぴよぴよしたものが写ってた。また虫か。さて、木村大作ってどんな映画作る人なのか楽しみでわくわく。


監督・撮影 : 木村大作
原作 : 新田次郎
出演 : 浅野忠信香川照之宮崎あおい小澤征悦 、 井川比佐志 、 國村隼夏八木勲松田龍平仲村トオル役所広司


明治40年、地図の測量手として、実績を上げていた柴崎芳太郎は、突然、陸軍参謀本部から呼び出される。「日本地図最後の空白地点、劔岳の頂点を目指せ」 ―当時、ほとんどの山は陸地測量部によって初登頂されてきたが、未だに登頂されていないのは劔岳だけだった。柴崎らは山の案内人、宇治長次郎や助手の生田信らと頂への登り口を探す。その頃、創立間もない日本山岳会の会員も剱岳の登頂を計画していた。


http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD14132/


山の写真がことごとく美しかった。ことごとく美しすぎて映画制作者に対する感謝しか出てこない。

とはいえ映画館で観ないとどうしようもない映画だ。

宮崎あおい浅野忠信がバカップル夫婦で力が抜けるが宮崎あおいはあれで良い。「本当は好きなくせに」が最高。無駄にラブシーン入れたらもっと最高だった。

香川照之の倅へのビンタがけっこう強烈でかわいそう。

急にくる雪崩シーンと、えーっていう松田龍平の落下シーンはけっこうやばい。いいかげん振り落とされそうになるが何とか耐える。雪崩のあと、松田龍平が雪に埋まってるところ、て松山ケンイチを思い出しませんか? どうでもいい話。

吹雪強すぎ。

雪の積もってる斜面を立ったままズシャーってすべり降りるのがかっこよすぎる。あの技を覚えたい。滑り降りながらの熊撃ちすげー。

うわうわとかいってテントの布が落ちてくるのにびっくりする。

浅野忠信香川照之が山の中で仲良く小さく寝てるシーンが好きだ。かわいい。

西洋クラシックかけすぎでうるさいし。ちょっとは音楽も考えたら?って感じ。さすがに。でもバイオリンの曲がすごく合ってるシーンがあった。忘れた。

頂上への登頂直前の先頭の譲り合いのあとの、ストップモーションになぜか鳥肌。

吹雪の中、頂上へ向かうにあたって覚悟を決めたときのストップモーションに鳥肌。

頂上への登頂直前の先頭の譲り合いが何かいい。いいっていうか嬉しい。なんでかわからんけど。

雨量多すぎ。

何はともあれ、ラストの「仲間たち」がたまらない。爆笑しつつ感動してしまう。エンドクレジットが本当のラストだという。メモ帳にでっかく何回も「仲間たち!!」って書いてあるもん。

身長とか顔つきとか、香川照之は土と汗のにおいがする役が似合うなあ。いい役者。