キョウトノマトペ(青年団国際交流プロジェクト2009 コロン企画)

青年団国際演劇交流プロジェクト2009 『Kyôtonomatopée』キョウトノマトペ
@アトリエ春風舎


教育的というか、頭を使わせる感じだが、「最終章」がすごく楽しめたので満足。

教育的で頭を使わせるといえばピタゴラスイッチか。

口腔、音、振動、摩擦、と考えていくと、身体というのは自己と世界の間の摩擦そのものと考えることもできるかもしれないな。とか、楽しませながらも考えさせるんだよなーこれ。フランス人って考えさせるのが好きなの? 

ただの音の反応し合いから、ぎりぎり成立する意味への緩やかな移行とか、人間の体とイマジネーションを使って、もうやりたい放題。"r"の発声で遊びすぎ。

あとこれ3人でやるのがバランス的に必須で、2人が何というか調子を合わせているような(感じの)ときに、もう一人はずっとすっとんきょうな鳥の声を出しているだけで共鳴してこないみたいな、3人いるおかげで言ってみれば意味の成立と不成立が同時に起こっているような場所が出来上がるという。

「名づけ」とかもからめて来るので、考え出したら尽きない領域。

作・演出:ロラン・コロン Texte/mise en scène: Laurent Colomb


青年団初のボイスパフォーマンス!!?
シトシト パチパチ のほほん…など、日本人の日常会話に欠かせないオノマトペ
くるくる変わる表情と声、状況が生み出す物語と、色んな言語のことば遊び。
言葉と音の世界に遊びに来ませんか?


▼出演
古屋隆太 Ryuta Furuya Alpha-boy
二反田幸平 Kohei Nitanda Otokonohito san
鈴木智香子 Chikako Suzuki Miss

▼スタッフ
照明:西本彩 通訳:斉藤チカコ 宣伝美術:京 チラシイラスト:ロラン・コロン 日仏コーディネート:横山優 制作:西山葉子 制作統括:鈴木智香子 芸術監督:平田オリザ

▼会場
アトリエ春風舎

http://www.komaba-agora.com/line_up/2009_07/kyoto.html
http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=13087