「グラン・トリノ」イーストウッド大好きかも?

シネスコで横長なのでわりと後ろのほうでも悪くないかも。ツバ吐き対決いいねえ。「今度、芝生に入ったら命はないからな」はいいとして、あとイエローとかクロとかもまあいいとして、「お前らみたいな顔したやつらを袋に詰めて弾除けにした」とか、わりとチャレンジしている。散髪屋の親父との親しげだが汚い言葉の応酬を見たあたりから自分の中に何か安心感が出てくる。作品に対する信頼感かもしれない。「犬は食わせないぞ」とかいい。「ヤムヤム」と言うのがかわいい。かわいいけどかわいいと感じられるのは自分が外人だからか。

グラン・トリノ [DVD]

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細かいかもしれないけどにわとりの首を落とす絵は無いのかあとか。細かいかもしれないけど犯人があいつらだと確定できるか?とか。ずっと犬が印象的。でもまあやっぱラストかな。惚れる。この映画はもっと英語が聞きとれたら素敵だろうな。「チェンジリング」が気に食わなかった(描写というか演出というかえらく凡庸な気がしてきてけっこう本気で腹が立ってしまい映画の途中で帰った)けど、この映画でイーストウッドが信じられるようになったかも。でも正義について難しく考え出すとあれかもしれない。自分は娯楽作と思って観たんだということにしておく。へんな態度やけど。まあラストなんかはおまけだと思うことにしてるのさ。でもエンディング曲いい。エンディングの景色好きかも。うーん。なんか素直になったら負けかもという感じがあるんだね自分。でもラストでぼろぼろ泣いて。映画終わって今日は映画2本でやめときゃよかったとか思った。