「チョコレート・ファイター」立ち姿かっちょいー

夏時間の庭」途中退場して、新宿ピカデリーまでレイトショー枠の「チョコレート・ファイター」を観に来た。こないだ日曜に来たときはすごい混雑だったけど平日の夜だからかがらんとしている。

http://www.chocolatefighter.com/

冒頭、10分〜15分くらいのアクションがほとんどない時間のタメがよい。まだ戦いを知らない女子がジャンプを繰り返すスローモーションが素敵。お客に対して、求めているのはわかっているからあせらないでね、安心してね、という時間。はいわかりました信用しました。自閉的な女子というキャラ設定が今風。阿部寛はむりやりすぎる。

ドラマとかいろいろ適当。面をクリアしていくゲームだと思うと受け入れやすい。青緑っぽい色合いの部屋の中から、水色の氷ステージ(氷攻撃弱すぎ)、嘘みたいに真っ赤な肉屋ステージ(ユーモアとアクションの工夫が見事で爆笑しながらむちゃくちゃ興奮)、倉庫ステージ(机の下もぐりこみショー!ロッカーアクション!しびれるぜ!)、日本レストランからラスボスステージ(キルビルすぎる)の阿部寛のゆるい殺陣、そしてまさかの二刀流とか(ジャージ野郎しぶいけどバーコード腕に巻くな)、最後のビルの外ステージはいまいちかなあ(でもジャンプと電車通過のタイミングシンクロになぜか鳥肌、しかも電車シンクロ何回もやるし)。

ほれぼれするようなキックがある。キックしたあと軸のぶれない立ち姿がかっこいい。ハエに打ち克つときにFLY♪て歌が流れてハエの歌か?とか思って笑いそうになったけど、これは少女よ飛ぶのだ!という歌らしくエンディングでも流れる。展開の乏しいミニマルな曲調がまたまた今風。それにしても阿部寛むりやりすぎるぞ。

エンディングの撮影記録映像が痛々しすぎる。これを楽しむために映画を観てたんじゃないかと思うくらい興奮。とにかく汗かいたりしてなんか体が熱くなった。