水戸短編映像祭セレクション「最後の怪獣」上品。ラストシーンが好きだ。
水戸短編映像祭セレクション。4日連続でシネマロサ。監督が覚えていてくれてうれしい。
6/14(日)[第11回準グランプリ 高橋明大特集]
最後の怪獣(65分)
第11回準グランプリ受賞作
監督:高橋明大 http://blog.livedoor.jp/jokyo_tower_2004/
怪獣になって町を破壊する夢を見る男が、取り戻そうとしたものはなにか? 真夜中にエコーする、愛と憎しみと歓喜の歌。
- モノクロ
- ときどき台詞がいい、めがね君「だから景色が白黒で見えたときは気をつけた方がいいですよ、それは夢ですから」うろ覚え
- セラピー会場である体育館でのディストーションかかった学校チャイムの音がいい
- めがね君のしつこいからみがいい
- 子供のときの回顧シーンがじめじめしてて好きだ
- 暗い、何が暗いかって作品の中の世界が暗い、のがいい
- ときどき台詞がいい、「夢は夢だよ」
- 彼女といる部屋、畳の上の木のテーブル?みたいなのの、ありえないくらいの骨董感が変な気がするけど、細かいことを言っているのはわかってます
- 線路手前の階段のロケ地は駒場じゃないか?
- 1カットが長くて前半は退屈することしばしば、もっとテンポがよくても大丈夫だったのでは
- ときどき台詞がいい、「逃げさせてやろうか」
- ときどき台詞がいい、めがね君の「死んじゃえ」
- めがね君はくるりの岸田・エレカシのボーカル・ラーメンズの髪長い方・町田康などに似ている
- 突然の失語がいい、映画が盛り上がってきて気分も盛り上がってくる
- 閉塞感がいい、階段の上からのショットとか、子供時代の父と息子がたたみで寝ているシーンとか、キャラクターが映画のフレームに収めこめられているようだとか勝手に感じたり、そしてもしこの物語が救われるのだとしたらラストは広さや開けや外出になるはずだと勝手に自分に約束する、実際当たったからね
- セラピー会場の体育館の椅子8脚が円く並んだ俯瞰ショット、おー広い、そうだろうそうだろう、ここだけは特別な場なのだ
- 主人公は失語状態のときにノートで筆談を行う、時間がたって、恋人がひとりのときにノートを見返すシーンがいい、リアル
- もういいかい、もういいよ、は微妙
- 海、開けがきた、もう開いてもいいのか、物語が終わろうとしている予感がする
- 失語の主人公が恋人に電話をかけるシーンがいい、話せないのに
- かつての父と息子がなかよく歩く絵の入れ方がしつこくなくて素敵
- 恋人と外に出て、隣のカップルの男が「ね」ねじゃねーよ、でもいいなあここ
- ラスト、最高
- エンディングの曲(松倉如子さん)が合ってる、上映前ライブで聴いたよりもいい気分なのは映画として成立しているということだろう
- 最後までモノクロ、これは夢なのかもとか思わなくてもいいのかな
- トラウマからの回復と赦しという物語自体にはそそられないけど、総じて映画としての調和がすごいと思った