「SRサイタマノラッパー」このライブ感は映画でしか経験できない
- 2009.06.19(土)21:05-
- SRサイタマノラッパー
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2009
オフシアターコンペティション部門グランプリ受賞
『SR サイタマノラッパー』
脚本・監督:入江悠
撮影:三村和弘 音楽:岩崎太整 録音:高田美穂
MA:山本 タカアキ HIPHOPアドバイザー:RTR
出演:駒木根隆介、みひろ、水澤伸吾、奥野瑛太、杉山彦々、益成竜也
製作:ノライヌフィルム 配給:ロサ映画社/ノライヌフィルム
2008/日本/カラー/ステレオ/HD/80分
まだ誰も観たことのない映画史上初の、まったく新しいヒップホップ青春映画の傑作誕生!!地方都市の青年たちの姿をヒップホップ音楽にのせてシニカルかつ温かく描いた新しい青春映画。
スティル・アライヴがよかったので帰ろうかと思ったけど、よい映画の予感がしたので観ることに。
- 竹田先輩がいい。曲作ってくれるよう頼むシーン、裏で犬ほえすぎ。あと竹田先輩ちゃんとしゃべれよ!と思いながら。
- 間が悪いとまでは言わないけど、一日が終わるたびに発生するフェードアウトのような暗転の仕方が気になる。
- 副谷市民の集いでの質疑応答シーン、市民たちおいおい、絶対素人にしか作れない空気、しかもなんで1カット超長回しで長台詞、このあたりでそろそろこの映画がやばいことに気付く
- ヒロインの台詞「ぜんぜんかわってねーな。高校のときのままじゃん」それは蔑みか安らぎか、あるいは、総まとめにした自己嫌悪か
- 埼京線の音、「岡部駅」出てくる、こんな駅知らない、調べたら埼玉の東京と反対の方、ヒロインの展開がけっこう衝撃的、こっちまで見捨てられた気分
- サイタマから世界へ、東京は世界に近くないのか、東京みたいな土地より、サイタマの奥地のような土地の方が世界にはたくさんあるよな多分
- ラストの長回し、ぞくぞくする、まず長回しを見せられるということ自体がひたすらショックだ、いつまで続くのかというどきどき、それは生のライブを観るのと似ているが同じではない、カットが可能な映画でしか経験できない刺激だ
- エンディング曲、聴きながら体が揺れた。映画館なので大人しめに。