『そんな彼なら捨てちゃえば?』"He's Just Not That into You"

『そんな彼なら捨てちゃえば?』"He's Just Not That into You"(2009)130分
品川プリンスシネマ


1300円やし買っとけーと思って勢いで手に入れた前売り券を使う必要があったんです。誰に言い訳。しかも品川プリンスシネマのレイトショーは1200円だから100円損したよ。


上手に脚本を書きなさる。登場人物はみんな恋に興味があるという世界は厳しい。それは非常に厳しい世界である。観客には恋さえできれば幸せと思わせること、という目標は見事に達成されている。だから恋したくなる。少なくともスカーレット・ヨハンソンとはあれこれしたくなる。性描写はほぼ無く、女の子の乳首未満でまとまっていてそれに対しては特に不満は無い。それでもヨハンソンはえろい。不倫男のオフィスの個室に妻が珍入してきて、寸前までいってたのにヨハンソンはクローゼットに隠されることになって、妻が復活の儀式を執り行い満足して出て行って(出てくときの妻の微妙な感じがとてもよい)、ヨハンソンが泣きべそかいてクローゼットから飛び出して帰るシーンが愉快。



中盤、バーで、真実を見極めることのできる男が、すぐに恋してしまう女の子に、男の行動について語る。電話してこないのは、じらしてるとかじゃなくて、電話したくないからだとか。本気だったら男は行動に移すもんだとか。というシーンでのカメラの動きが派手で、?という文字のような動き方をする。2人と小さなテーブルが?に包まれている場所にある感じ。ぐるっとまわってきゅっとひく。さーて何が真実かな?みたいな感じかとか勝手に思う。


※わかりにくかったみたいなので補足しますが、わざわざ時間を費やす価値がない映画だと思っています。(2009年8月28日追記)


品川プリンスから浅草線高輪台駅までの帰り道、せみがときどきアスファルトに羽をぶつけてジリリリ鳴きながら低いところを旋回しておりました。