『縞模様のパジャマの少年』

『縞模様のパジャマの少年』(2009)@角川シネマ新宿 19:30-
ネタバレ注意で、一応。久々に映画で1800円払ったけどスクリーン小さくてびっくりした。椅子の高さもだめだが音だけはよかった。最終カットが本当にクズだと思う。いろいろと貧しい。誰がフィクションに回収していいって言ったっけ?というレベルにも達していない。何より残念なのは、物語が悲劇になっておらず、ただの事故でしかない件。ラストは削った方がまだいい。バカみたいな大音量で悲惨ムードを盛り上げるのは本当にひどい。たとえば友達が肉親を亡くした話をしたときに真面目な顔で「チーン」て言うみたいなあほくささがある。ひょっとして敢えて過剰に音楽の演出をしたとか? フィクションです!フィクションです!フィクションです!みたいな? わからんな。どうせならちゃんと肉や皮や骨で死を見せつけるべきだと思ったけど、向かうところが真逆なんだろうな。こないだ、NHKのドキュメンタリー『http://www.nhk.or.jp/frontier/warandpeace/0816.html』で遺体映像がくっきりと大量に出ていて感心した。尚、歴史修正主義など詳しくないのでそっちの議論はパス。ちなみに『ショア』は未見。で、こんな大人目線じゃなくて子供目線でどうなのかを言わないといけないんだろうけど、力尽きた。簡単に言うとはらはらどきどきでテンションが持続する悪くない映画。児童向け図書だという原作がとても気になる。※あとで具体的な内容を追記しようかな