『モロッコへの道』

『モロッコへの道(Road to Morocco)』(1942)@渋谷シネマヴェーラ 15:20-
ばかばかしさ溢れるコメディ。開始3秒での船爆破で爆笑。そこからラストまでずっと躁状態が続く。主役の二人が、ちょいちょい同性愛ぽさをかもしつつ、バカばっかやってるくせに歌がうまいし女にもてるというのがいい。ときに歌う必然性まで用意されているミュージカル要素が楽しい。ミュージカルシーンではカメラ目線が許されることに気づく。猿への変身とからくだのおしゃべりアニメーションとか遊び心満載。

監督:デヴィッド・バトラー
主演:ビング・クロスビーボブ・ホープ、ドロシー・ラムーア、ドナ・ドレーク、アンソニー・クイン
ビング・クロスビーボブ・ホープのコンビによる珍道中シリーズの三作目。間抜けな勘違いから貨物船を爆破してしまったジェフ(ビング)とオーヴィル(ボブ)の二人組みが、命からがら漂着したのはモロッコの海岸。オーヴィルを奴隷商人に売って金を得たジェフだったが、夢に出てきたオーヴィルの亡き叔母さんに責められて、彼を救い出そうと街に出たのは良かったが…。