(DVD)『ダージリン急行(The Darjeeling Limited)/ホテル・シュヴァリエ(Hotel Chevalier)』(Wes Anderson,2007)


朝、DVDで『ダージリン急行(The Darjeeling Limited)/ホテル・シュヴァリエ(Hotel Chevalier)』(Wes Anderson,2007)を観る。音楽とスローモーションのための映画。画面の横の長さがずーっと気持ちいい。



『ホテル』は短編であるが故に瞬殺されて心地よく死ねる。男と女の半端な出会い方、唐突なキスの始まり、ゆったりした音楽に乗るスローモーション、部屋の内から外への場面転換、外に出たときの黄色と青、で終わり。で終わりて堪忍して。



『急行』は、すでに始まっている始まり、疾走するスローモーション、旅行バッグ(特注のLouis VuittonMarc Jacobsデザイン)投げまくり、 カメラぐるぐる回転もう一回転、最後が最初の繰り返し、みたいな快感のかたまり。音楽はおしゃれとしかいいようがない。観終わると、シャワー浴びたみたいな、さっぱりした気持ちになる。ただ、こざっぱりしていて、やや窮屈な感じもする。画面に押さえ込みすぎてるような。それは鉄道の車両が窮屈だからではないと思う。インドも窮屈に感じた。家のテレビで観たからとか? 機会があれば映画館で観てみたいな。いまのところ恵比寿ガーデンシネマで観た『ライフアクアティック』の方が好き。4年も前の自分と比べるなんてフェアじゃないっ!


ここの写真がよく伝わる
http://www.dvdbeaver.com/film2/DVDReviews35/darjeeling_limited.htm